PROFILE

松本茂高  Shigetaka Matsumoto

1973年神奈川県生まれ。21歳の時に初めて訪れたアラスカの原野に圧倒され、現在もアラスカを中心とした旅を続けている。
ニコンサロン新宿、モンベル、コニカミノルタプラザ新宿、山梨県北杜市津金学校などで個展を開催。




2012年12月30日日曜日

ツーショット

Japanese antelope and crow





本州最北の下北半島でカモシカを観察していると、突然、カモシカの上に一羽のカラスが乗った。

カモシカは別段、嫌がりもせずに普通にしている。

最初は寄生虫でも付いていて、それを食べているのかと思っていたけれど、たぶんカラスはカモシカのふさふさの上等な毛が目当てなのだろう。

そして、カモシカの毛をこのカラスはきっと、営巣用の素材として持ち帰るのだろう。

やがて、春に卵を産み、孵化した雛をカモシカの毛はきっと、春の寒さから守ってくれるに違いない。

ニホンカモシカ
下北半島 2012/12/29


よい年の瀬を。

2012年12月27日木曜日

隠れ家

Hideaway   




僕の夢の一つ。

こんな隠れ家的な場所が欲しいね。

秘密基地。

Alaska/2006/03

良いお年を。

2012年12月20日木曜日

静寂

Be surrounded in quietness.





厳冬期のアラスカ北極圏。

氷点下30℃の中、あらゆるものが凍り付き、辺りは限りなく静寂に包まれていた。

Brooks range, Alaska


2012年3月
アラスカ北極圏、ブルックス山脈。



2012年12月11日火曜日

雪化粧

Japanese original scenery.

Snowy district of Japan.





日本の原風景。

Gifu, Japan 2010/12/30




2012年12月9日日曜日

山雀 ヤマガラ

Varied Tit




森の木々の葉が落ち、小鳥を観察しやすい季節になりました。


Varied Tit
ヤマガラ



2012年12月8日土曜日

浅間山

A view from the top of Mt. Kurofu (2,404m).




2012/11/25


浅間山を眺めるには絶好の山。

黒斑山(2,4,04m)に登り、頂上から初冬の浅間山を眺めた。

今日は浅間山から噴煙が上がっていない。

A view from Mt.Kurofu.
黒斑山からの浅間山。
2012/11/25



2012年12月6日木曜日

夕暮れ時

At dusk.





山の頂上で眺める夕陽。

雲の中に太陽が沈んでゆくのをぼんやり眺めていた。

ふっと我に返り、自分は雲の上にいるのだと自覚する。

The view from top of the mountain.
硫黄岳頂上から
2012/12/01






2012年12月5日水曜日

薄明の中で

Twilight time





薄明の時間。気温−15℃まで下がっている。

何もかもが凍りついている。森の何処かで凍裂の音を聞いた。

寒さで木が割れてしまったのだ。


Yatsugatake, Nagano.
八ヶ岳
2012/12/02



山はもう厳冬の季節に入っている。



2012年12月3日月曜日

ニホンカモシカ

Encounter with the Japanese antelope.





先日、浅間山を見るにはもってこいの山、黒斑山(2,404m)に登った。

登山道の下の切れ落ちた雪の斜面に、ニホンカモシカがゆっくりとラッセルをしながら歩いていた。

A Japanese antelope of Mt. Asama.
浅間山のニホンカモシカ。


ずんぐりむっくりとした愛嬌のある動物である。



2012年11月30日金曜日

出会い

Encounter with wildlife





山の中で野生動物に出くわす。
 
どきっとすると同時に、じわっと喜びも生まれてくる。

その光景を何度も思い返し、その日一日、ずっと心から離れない。

下山するとき、ああ、とてもいい一日だったなと思う。

Red Fox in Japan (ホンドギツネ)
Nagano



2012年11月29日木曜日

美しい野生動物

Appearance of beautiful wildlife




野生動物の凛とした姿が好きです。

Raccoon dog(タヌキ)
Nagano, Japan.


とても澄んだ奇麗な目をしていました。


2012年11月21日水曜日

そろそろ雪山

It's the season of the snow mountain soon.    





一月の天狗岳。
キーンと張りつめた朝の空気の匂いが好き。アラスカの冬も同じ匂いがした。


山の稜線は風が吹き荒れている。

この冬は何処の山に行きましょうか?
天狗岳へのルート
2007/01/17







北八ヶ岳
2001/01/17


























霧氷
2007/01/17






2012年11月17日土曜日

南アルプスからの眺め

View from the Southern Alps 



富士山がよく見える山に登るのが好き。

Mt. Fuji which I watched from the Southern Alps, Japan.
南アルプス、鳳凰三山から。2007年9月。


小さい頃からずっと富士山が見える土地で暮らしているから、いつも当たり前のように富士山を眺めてきた。でも最近は、気がつくとじっと富士山を見つめるようになっている。
しかし、まだ一度も登ったことはないんだよな。そしてこれからも登ることもないかもしれない。そんな山もあってもいいと思うのだ。


2012年11月15日木曜日

厳冬の季節

The season arrival of the cold winter  初めてのアラスカの冬



今から10年以上前、冬のアラスカを訪れた。

−30℃の寒さの中、車をゆっくりと北へと走らせていた。峠に差し掛かると風が強さを増し、やがてブリザードになってしまい視界が遮られてしまった。そして一時間後、ようやく風が弱まり視界が開けると北極圏の地平線に日が落ちるところであった。あまりの美しさに外へ出てカメラを持って急いで撮影していると、手袋をはめているにも関わらず、あっという間に指先が感覚を失い、軽い凍傷になってしまった。

その夜、全天にオーロラが舞っていた。

From the arctic circle, Alaska  Feb-2002

2012年11月12日月曜日

Chipmunk シマリス

大雪山のシマリス

北海道の山を歩いている時、登山道でよく見かける小動物、シマリス。ほお袋にいっぱい食べ物を詰め込んで巣穴へと帰ってゆく。


Chipmunk of Mt. Daisetsu.




シアトル郊外のマウントレーニア国立公園のシマリス。
森林限界を超えた高山地帯でよく見られる。

Chipmunk of Mt.Rainer National Park, Washington.

2012年11月11日日曜日

初冬の山

2012/11/5

Mountain of the early winter

白毛門(1720m)







麓が紅葉のピークを迎えた頃、山の上部では雪が積もり始める。そして、中腹では紅葉と雪のコラボレーションが見られる。



Colored leaves on the snow.


Snow and colored leaves

2012年11月10日土曜日

秋の彩り

Shiragamon,Gunma, Japan. 2012/11/05
白毛門(1720m)群馬県




I step cautiously on fallen leaves.
落ち葉を踏みしめる


Forest of the beech which turned red.
ブナの森の紅葉


I walk in colored leaves.
紅葉の中を歩く



Various autumn color
秋の彩り


来年もまた来よう。

2012年11月9日金曜日

Fallen leaves

Beautiful autumn in Japan  


水の中にいろいろな色や形をした落ち葉が降り積もっていた。



See you next year...

2012年11月8日木曜日

白毛門からの眺め

2012/11/05 Mon View from Shiragamon 





白毛門(1720m)から谷川岳を望む

夜明け前の谷川岳と一の倉岳。

Tanigawadake and Ichinokuradake before the daybreak.



武尊山の背後から燃えるような朝焼け。

A mountain seemed to burn before the daybreak.



ほんの一瞬、谷川岳に日が射した。

The daybreak of Tanigawadake.


2012年11月7日水曜日

晩秋の谷川岳

2012/11/6 Monday
Tanigawa mountain range of the late fall




晩秋の谷川岳を歩く。



 Snow and colored leaves of Tanigawadake
マチガ沢の紅葉


A vast rock face of Ichinokurasawa.
The large rock face and colored leaves which were covered in snow.


雪をまとった一の倉沢の大岩壁と紅葉。

目の前に1000メートルを超える大岩壁。そして、うっすらと雪が覆っている。その下には赤く色付く落葉樹の森。本当に美しく壮大な風景である。



Ichinokurasawa,  Mid-Oct 2012

先月中旬の一の倉沢。まだ森は緑に覆われていた。



2012年11月2日金曜日

エゾシカの死

Death of Ezo deer




9月の終わりに知床半島の切り立った岩壁の下を、クマを探して歩いていた。 


切り立った海岸線が続いている知床半島

すると目の前にシカの残骸が現れた。恐らく、死んでクマに食べられたに違いない。


岩の間と下にたくさんのシカの骨があった。

岩の間に残されたシカの足の残骸


よく観察をすると、少なくとも三体以上の死骸がある事に気づいた。これはどうやら、自然死ではなく、何か不慮の事故がここで起こったに違いない。散乱する岩はまだ浸食されておらず、角が尖っていて、割れたようなものが辺りに散乱していた。僕の浅はかな推測では、すぐ上の切立った岩壁が何かの理由によって崩れて、ちょうどその下にたシカの群れに直撃したのではないかと思われる。もしくは、崖の上にいたシカの群れが、そのまま岩壁ごと落ちていったのではないのであろうか。

いずれにしても、自然界では、このような事は当たり前のように起こるのかもしれない。
いつも思う事であるが、自然の中に身をゆだねているといつも危険なことが頭をよぎる。回避する準備はいつもしているが、どうにもならないことが起こっても、しょうがないとたかをくくるしかない。もし、そのような状況になってしまったら、いさぎよく、これらのシカたちのように運命を享受するしかないのであろう。

辺りには鳥の糞やクマの糞がたくさん見られた。これらのシカの死によって骨と毛皮をわずかに残しただけで、すっかり食べ尽されていた。捕食者にとってはこの上も無い天からの贈り物である。



間もなく繁殖期を迎えるエゾシカの雄



2012年10月31日水曜日

知床半島の沢

The creek of Shiretoko Peninsula







落葉樹広葉樹の森が知床の特徴でもある。
この栄養分が沢から海へと流れ、知床半島の海を豊かにしている。





サケの産卵床。
9月下旬にも関わらず、カラフトマスがわずかにいるだけ。




クマの気配が漂っている。




ここから先はクマの領域。


2012年9月下旬

2012年10月26日金曜日

氷河上で

The morning on the glacier




北米大陸最高峰、マッキンレー山の朝。
この日はそんなに寒くはならなかった。


The North America highest peak, morning of Mt. McKinley.
The morning of the day, was not so cold.


Denali National Park and Preserve, Alaska March-2012.

2012年10月25日木曜日

Colored leaves




























The bunchberry leaves which turned red.
East district of Hokkaido, Japan Oct-2007.

紅葉したゴゼンタチバナ。
2007年10月 北海道雌阿寒岳。






















2012年10月23日火曜日

氷河地帯

Glacier



From the air


The glacier which flows slowly from the mountain range.

Glacier Bay National Park and Preserve, Alaska  July 2009.